ボンネット(ボンネットフード)に関して
車のボンネットとは、エンジンルームのカバー(蓋)の役目をしています。又、車のボデー全体のデザイン上の要になっていると言えるでしょう。車体の中で一番中心になるエンジン室を、雨~風から保護したりエンジン音を抑えたりする重要な役目も担っている部品です。
車両事故でボンネットを損傷の例
ボンネットが損傷した場合には、例外を除いて新品交換がおすすめです。
ボンネットの修理行程
- ボンネットの凹んでいる箇所をハンマーリングして鈑金修復
- その修理部分にパテ付けを行いそのパテを研磨
- 下塗り(サフェサー)
- 乾燥させる
- ペーパーで水研ぎ
- 調色し色を吹き付けて塗装ブースで熱風乾燥
- 最終仕上げ:コンパウンドを使用して磨き(パフ使用)
新品交換をお勧めする理由
車の外反ボデーで一番過酷な条件にさらされているのがボンネットです。
まず、エンジンルーム内の高熱を下から受け、夏場なら上から強烈な太陽熱を受け、もし卵を落としたら卵焼きでも出来るぐらいの過酷な条件になります。
そこで上記のボンネット修理の修理過程を思い浮かべてください。ボンネット全体の一部にパテ付け加工がしてあります。又、サフェサーと言う下地も吹付けてあります。これらの材料も過酷さゆえ影響を受けるため、経年劣化が激しく、修復した状態を維持するのが難しいパーツなのです。
修理のチェック項目
- 下地作業も完全に塗料メーカーのマニュアル通りにしているか?
- 各作業工程において完全な熱乾燥をしているか?
- 各作業工程のパテを研ぐ時、番手の細かいペーパーでパテ研ぎをしたか?
急ぐあまり番手の粗いペーパーを使用する職人もいる
上記工程の中に一つでも手抜き作業があれば、早い場合で1ヶ月、遅くても1年ぐらいでボンネットの表面に以下のようなトラブルが現れることが多々あります。
- ペーパー目が浮き出てくる
- パテを付けてある所がやせてきてその形が浮かんでくる
- ポツポツとニキビのようなつぶつぶが出てくる、お月さんのクレーターのようなものが出ている
- 全体につやびけしてワックスをぬっても光沢がない

職人さんの手作業な所もあり大変トラブルの多い修理箇所がボンネットです。
特に、こだわりの愛車はボンネットに関しては鈑金修理せずに新品交換をお勧めします。
線キズで塗装修理は、交換しなくても普通に出来上がりますが、乾燥ブースのない修理工場で安物の塗料で塗装しますと1年後ぐらいにトラブルが出現する場合がありますのでボンネットの修理は特に注意が必要です。
ボンネットにかかる災難
- 鳥害
- 一般に言う鳩~野鳥のフンの事です。
鳩のフンは酸性が強いのでフンが付いたまま放置しておきますと、ボンネットの塗膜に異変が起こり、付着した鳩のフンの形が水で洗ってもワックスでもコンパウンドで磨いても取れなくなります。
もし付着したら出来るだけ早急に水洗いをしてください。
- 植物
- 山にハイキングに行ったり、ゴルフ場の駐車場などで夏場に日陰の所が良いと考えて大きな木の下に駐車していると、松やにのようなものがべったりと付着する場合がありますが、これもボンネットの塗膜には良くありません。早急に洗い流しましょう。
- ねこ
- ねこは寒がりやの動物です。
冬場に車で帰宅して駐車場に止めておくと30分~50分はエンジンルームの余熱でボンネットは暖かいので、エンジンルームの中に入り込んで眠ったりボンネットの上に乗っかってきます。この時、ボンネットの塗膜にねこの鋭い爪あとが残ります。
案外この爪あとはやっかいで、コンパウンドでパフ磨きしても取り除くことはほとんど無理で、修理するには全面塗装しなければなりません。
修理費用は車種によって異なりますが3万~10万ぐらいです。
トヨタカローラクラスで2万5千円、ベンツ、レクサスクラスで約10万くらいです。
- 人間
- 案外、車の塗膜の事に関心がない方がおられるのですが、自動車の塗膜は以外にデリケートなものなのです。
長らく愛車を使用していますと新車の時の光沢がだんだん無くなってくる場合がありますね。特に車のボンネットは、人間の目線で斜めから透かすように見るのでその塗膜の変化が目につきます。
間違った手入れでボンネットを劣化させている事が多いので注意が必要です。
まず一番気をつけて欲しいのは、以下のような場合です。
- ボンネットがほこりまみれ。
- 雨の中を走ってきて泥まみれの車が、水分は乾燥して砂~泥に付着したままになっている。
(注意)
雑巾とか布のような物でこすり落とすのは禁物です。
泥は小さな砂の微粒子です。これを何回も常にごしごしこすると、人間の目にははっきり解らない超微粒子のキズが無限大に付いていき、二度と新車の光沢に戻す事は困難になってしまいます。
正しい手入れ方法としては、泥が乾燥したままこすらずに、ホースで水かけをしながら泥をやさしくやさしく洗車ブラシか雑巾や布のような物でキズが付かないように洗い流します。
修理方法は、ポリマ加工と云う方法があります。
愛車全体にポリマ加工しますと車種によって大きく異なりますが3万円~6万円ぐらいです。
↑ ページのトップへ
← パーツ別一覧へ戻る